師走の蛙とは、「寒ガエル」をもじった古くより伝わる大阪しゃれ言葉。学校に通い出してから医師になっての勤務先まで、北大阪から一歩も出たことがない私、井の中の蛙の独り言です。診療の合間、日々の雑感を(医療に関係ないこともふくめて)綴っていきます。
大型連休、またの名を黄金週間といいます。もともと4月末から5月初めにかけ祝日が多いので、「お客の入りが見込める」映画業界ではじまった符牒が、いつの間にか定着したそうです。
5月4日の祝日も振り替え休日(ハッピーマンデーというらしいですが?)もちょっと前はありませんでしたし、昔の日本人は本当に休みませんでした。たまに休むわけですから休日はよけいに有り難い、と思えたことでしょう。
ことしは去年と違い、カレンダーの並びが悪くてあまりお休みがとりにくかったようでして、海外旅行をする人も近場が中心、と新聞で読みました。たしかに昭和の日(ちょっと前までみどりの日だった)が火曜日だと、週半ばの飛び石連休だけですから、「ゴールデンウィーク前半」と言うには無理があるような気もします。考えれば土曜日休日の週休2日制でしたら、金曜か月曜が祝日なら3連休は珍しくないですね。
わたしのクリニックは基本的にはお盆、年末年始以外は暦通りのお休みを頂いています。勤務医の過重勤務はとみに話題となりますが、すくなくとも私は勤務医をしていたころよりも休みはとれていません。
2日以上の学会出張や長期休暇など夢物語です。まったくの4連休はリフレッシュする上で、(体力的よりも)精神的にほんとうに有り難いです。